
粘度計とはいったい何?
粘度計は、物質の粘度を図るものです。ものの粘度というのは見た目だけである程度分かるものも多いですが、どのくらいの粘度をもっているか正確な数値を出したり他のものと比べたりするためには、粘度計が必要です。
種類がたくさんありますが、粘度計の原理は物体が機械の中を通過する時間です。ものが機械の中を通る間、どれくらいの時間がかかったか、粘度のある物質の抵抗などを測定することで割り出します。ですから、測り方の数だけ機械の種類もあると思って良いですが、大きく分けると3つの種類となっています。
細い管の中に粘度を測定したいものを通し、流れる時間と細管の両はじの圧力差から測定するもの、ガラス管の中をサンプルで満たし、その中に球体を入れて測定するもの、測定したい物質の中で粘度計の部分が回転し、その抵抗から計算するものがあります。
現在最もシェアが大きい機械は回転式のものとなっています。安いものから研究室で使うような高価なものまで販売されています。

粘度計は日常のどの場面で使う?
物質の粘度を測るものが粘度計ですが、それが果たして日常生活の中でどのように役立つのか、と悩む方もいるでしょう。それは例えば、離乳食や介護食を作る時に活躍します。
乳幼児や生まれつき消化器官に障害を持っている人、または嚥下能力が失われつつある高齢者のための食事を作るときに、食材にとろみをつけることが多くあります。しかし、一言でとろみといっても、水のようにするっと流れるものから蜂蜜のようにねっとりとしているものまでたくさんの種類があるでしょう。
自宅で介護している人にはどのレベルのとろみが必要なのか、子供に飲ませるためにはどの程度のものなら大丈夫なのか、それをしっかりと測ることが出来るのが粘度計です。
特に嚥下障害は加齢や脳疾患などが原因でおこり、誰にでも起こり得る障害です。誤嚥・窒息を予防するため、飲みこみにくいサラサラした液体にとろみをつけて食事とする時に、粘度計が役立つのです。

まとめ
粘度計はモノの粘度をはっきりと測るために作られた機械で、様々な業界で利用されています。しかし、実は日常生活でもこの機械が活躍するチャンスはあるのです。
それは、乳幼児や高齢者の食事を用意するときに利用できます。うまく飲み込めない人や、誤嚥がある場合には食材にとろみをつけて提供するのが安全ですが、どのくらいのとろみをつければいいかを機械を測って正確に出し、使うことが出来るのです。介護の現場は家庭でもありますので、このような時に便利なものとなっています。
